JB74W ジムニーシエラ MT まもなく発売開始
おはようございます。
今日は題名の通り現在開発中のJB74W ジムニ―シエラ MTの開発状況をお知らせします。
AT用のハイオクデータは設定がありますがMT用の設定が無かったので今回お客様よりご要望を頂きデータを作成しています。
現在世界中で?大人気のJB74Wジムニーシエラですがエンジンはこの車両から搭載された1500ccのNAエンジンです。
前モデルから排気量アップしているようです。
見た目も良く、大きすぎなく4WDで使い勝手も良いこちらのJB74Wジムニーシエラですがこの1500CCのNAエンジン期待された方も多くいると思いますがこれがまた低速トルクのなさからパワーも全然ありません。
信号待ちで止まっていて前の軽自動車が発進するのについていくどころか少し離される事も多くついていくにはそれなにのアクセル開度で踏み込まないとついていけません。カッコ良くて使い勝手も良く通勤にもレジャーにも使用出来るこのJB74WジムニーシエラですがECUチューニングでこの不満な部分がかなり改善されるようになりましたよ。
発売まではもう少しですので開発状況をご報告致します。
まずは開発にあたり空燃比を計測するセンサーを触媒前にボスを溶接して取り付けます。
青いのはノーマルのO2センサーですがナローバンドが使用されておりAFRをロギング出来ませんので後付けで取り付ける必要があります。
そしてこのエキマニの作りの悪さもこのエンジンの非力さを物語っていますね。
エキマニの交換は性能アップ間違いなしだと思います。
次に下記の画像を見て頂きたいのですが下の欄の青い線はスロットル開度を表しています。
これは2速3速4速のアクセル全開走行のノーマルデータでのlogデータです。
ノーマルはアクセルを全開にしてもレブリミット手前まで全開になりません。
このスロットル制御のマップを見つける事が出来たので変更すると下記のようなグラフになります。
ちゃんと全開になっていますね!!
ただこのジムニーシエラですがNAエンジンですのでターボと違い少しブーストを上げてその分を少し調整すればノーマルとの差を感じる事の出来るターボ車と違いしっかりと各MAPの意味を理解して調整しないとパワーアップが難しいです。
それとすぐにそこは触ったらいかんぜよ!と御叱りを受けます!!
非常に多くのデータを変更→走行→logデータ確認→データ変更を無数に繰り返しやっと満足いくデータが出来上がりました。
途中でこの車両のデータをこんなにも煮詰めてニーズはあるのかと自問自答しながらやり始めたら納得いくものを作りたい気持ちがまさり
必ず体感して頂けるデータが出来ました。
今はオーナー様が取付を希望されたトラストさんのエアクリーナーを取付て確認と専用データを製作しています。
ALIENTECH JAPANではむき出しエアクリーナーは非対応にしている車種も多く推奨しておりませんがこちらのジムニーシエラはエアフロ制御では無いのでここのエリアの交換はある程度自由です。
ですがやはり懸念する吸気温度の上昇はノーマルエアクリーナーからはっきりとログデータで確認出来ますので対策は必要だと思います。
性能はノーマルエアクリーナーよりも吸入空気量が多くなったのでデータの変更は必要でした。
以上JB74Wジムニーシエラ 開発状況をお知らせいたします。
もう間もなく発売開始出来ると思います。
MTはレギュラー仕様 ハイオク仕様と販売予定です。