ZC33S スイフトスポーツ 開発状況とSTAGE2の報告
おはようございます。
今日は現在様々な開発を行っているZC33S スイフトスポーツの開発状況とSTAGE2の体力測定を行ったのでご報告致します。
まずは開発中のNEWデータですが様々な新たなMAPを見つけハイブースト仕様のテストを行っています。
前回こちらで紹介した
4000回転付近で178馬力出て最大トルクも33kでたこちらを改良して走行でもSTAGE2.5より16秒程の全開加速区間で1秒程タイム短縮したのですが
DYNAPACKに載せるとエラーが出たりとうまく計測する事が出来ずでした。
今回の開発でZC33Sについてとても理解が深まりノーマルタービン仕様での限界点も見えてきましたし今回開発中のデータは今後ZC33Sのチューニングが
よりハードな方向に行った際にも非常に有効なデータなのでもう少し煮詰めてご報告致します。
ZC33Sにおいてはサーキットユーザーへのサポートを行い他社データとの比較やSTAGE2,5とNEWデータの比較などパワーグラフ上の比較ではなく実際に走行してみてどのような効果があるかなどのテストを行っていきます。
是非今後の動向に注目して下さい。
そしてZC33Sですがノーマルマフラー対応のSTAGE2 68000円というデータが非常に人気です。
こちらどれくらいのパワーやトルクですか?と最近聴かれる事も多く以前のグラフは夏場にTCF1.15で計測したものでしたので今回TCF1.0にて計測しなおしました。車両はがノーマルではないのでSTAGE2の馬力を見るのではなく同条件同仕様にてノーマルも計測しましたのでノーマルからの差を見て頂きたいです。
赤ノーマルデータ 最大馬力 約141馬力 最大トルク 約24.1k
青STAGE2データ 最大馬力 約165馬力 最大トルク 約28.6k
となりました。気温28度でした。
車の仕様は吸気は完全ノーマル(エアフィルターノーマル)
排気系 HKSスポーツ触媒 フロントパイプSET +HKS SPEC-Lマフラー
NGKレーシングプラグ
です。こちらはノーマルのグラフも全くの同じ仕様です。
ZC33Sをフルノーマルで計測すると130馬力前後ですので仕様により数馬力向上しています。
こちらはSTAGE2.5とノーマルの比較です。
こちらは少し涼しい時期の計測で
HKS SPEC-LマフラーにSTAGE2.5データのグラフになります。
ZC33S MT STAGE2 68000円(ノーマルマフラーにも対応)
STAGE2.5 88000円(HKS SPEC-Lマフラー同等以上のマフラー必須)
仕様や使用環境などに合わせ最適なSTAGEを選択頂く事が可能です。
そして新オプションの開発も行っています。
そのオプションはPOP&BANGオプションです。
POP&BANGオプションはオフスロットル時ミスファイアさせる事によりタービンの回転が落ちるのを少しでも維持し再加速時のレスポンスアップを目的とした効果があります。またZC33Sはノーマルではオフスロットル時に燃料カットしていますがPOP&BANGオプションはオフスロットル時にも燃料が出るので再加速時のアクセルのつきなども向上します。
こちらは停車時の動画です。
まだ開発途中ですがこちらはPOP&BANGハードです。どのように販売するか価格などはまだ未定です。
こちらは走行の音声になります。
オフスロットルで回転が落ちる時だけでなくシフトアップの合間にもパンパンという音が鳴っているのが分ると思います。
シフトアップ時にも効果があります。
ここで注意事項ですがPOP&BANGオプションは意図的にミスファイアさせる事でその効果を生みます。
これにはデメリットもあり排気温度が上昇します。
ですので触媒へのダメージが大きく基本的には競技車両向けの触媒レス車向けのオプションです。
ノーマル触媒は最悪の場合は触媒が壊れタービンやエンジンブローに繋がる恐れもありますしここまでの音は聞こえません。
テスト車両はHKSのスポーツ触媒仕様ですがスポーツ触媒であっても定期的な触媒の点検交換などは必須です。
また競技車両向けオプションですので自己責任においてのオプションなのでタービンにも負担がかかりますので販売開始後はこのようなデメリットを
ご理解の上オプションを選択されてください。
現在パンパンではなくSOFTに輸入車の純正のようなパラパラというSOFTを製作しています。
このPOP&BANG オプションはどの回転域まで効果を効かせるかなども出来ます。
5000回転以下ではしないように街乗りでは普通のスイフトでサーキットなどで高回転を回すとPOP&BANGが作動するなんて事も可能です。