FK8シビックタイプR STAGE4 パワーチェック
おはようございます。
今日は現在開発中のFK8シビックタイプR STAGE4の実走行テストとDYNAPACKでのパワーチェックが完了しました。
FK8シビックタイプRですが現在
STAGE ZERO
STAGE2
STAGE2α
STAGE3
というラインナップで販売させて頂いております。
STAGE4をFK8ノーマルタービン仕様での限界はどこらへんにあるのか?といった自分達の探求心の為に作ったといっても過言ではないデータです。
STAGE3でも非常にパワフルでレスポンスも良くサーキットでのタイムも出ていますが今回開発車両をお貸頂けるオーナー様のおかげでこのデータを作製する事が出来ました。
まずは結果から載せますと
400ps超える事が出来ました。ですがパワーではなくトルクを見て下さい。
約62kと凄いトルクが出ました。
赤線は同じ車両で計測したノーマルデータです。
FK8はDYNAPACKでパワーチェックするとノーマルで320馬力を超える珍しい車種です。
大体は約10-15%カタログ馬力から落ちるのでTCFと言われる補正係数をカタログ馬力になるように補正係数をかけて計測するのが一般的です。
ですが過去に数度こちらで計測したFK8は320を超えるのです。フルノーマルで326馬力を記録した車両もいました。
STAGE1の開発時もSTAGE2の開発時も全て320を超えました。
そこで今回も320は超えるだろうしマフラー交換 インタークーラーを変更しているこの車両はもう少し高いパワーがノーマルECUデータでは出るだろうと思いノーマルのパワーを計測すると全然出ません
何度回してもでません!!リセットしたり書き直しても出ません。
FK8のノーマルパワーが計測する所により320PSを超えている所や大幅に下回っている所がある理由が分りました。どの車両にも言える事ですが特にFK8の場合吸入吸気温度に対する補正が多く入るようで気温などによるパワー差が大きい事が分かりました。上記フルノーマル326馬力は2月でした。
ですのでナンバーの台座やインタークーラーに当たる風などをしっかり当たるようになどをして補正係数無しで出た中でノーマルデータで出た1番の馬力が赤線の314馬力になりました。この数値をTCF1.02にすると約320馬力になります。ここで1度STAGE3を計測してみた所TCF1.0にて378psが出ました。
こちらはいまよりも涼しい時期に計測したSTAGE3のTCF1.0での計測値です。
昨日の気温30度越えの(DYNAPACK計測気温で36度)378馬力をTCF1.02で計測すると
大体この数値になる事から今回STAGE4のデータは過去のうちのノーマルやその他のデータとの比較がしやすいようにTCFを1.02として計測しました。
そうやってみるとこの赤のノーマルもTCF1.02でしょ?とお考えになるかもですが
グラフのTCFは最後に計測したTCFが表示されます。
なので赤のノーマルはTCF1.0で計測した物でピンクのSTAGE4はTCF1.02で計測したグラフになります。
ですのでやろうと思えば途中でTCF1.05などにしてパワーをだしておいて最後にTCF1.0で計測しそのグラフを消去すれば5%誤魔化したTCF1.0のグラフも作成する事が可能です。
ですので以前にも書きましたがDYNAPACKは機械による計測誤差もあります。
気温によるDYANPACKの補正もあるタイプとないタイプもあり計測の際の設定値や機械の温度 機械のオイルの粘土や劣化具合でも変わってきます。また車両側のパワーも計測する際の気温や学習状況などで変わってきます。
また誤魔化そうと思えばいくらでも誤魔化す事も可能です。
ですのであくまでも参考程度に見て頂ければと思います。
こちらのSTAGE4ですが車両の仕様です。
※上記グラフ 314psノーマルデータも同様の仕様です。
・HKSインタークーラー
・REMSマフラー
・触媒レス仕様
・NGKレーシングプラグ
・K&N純正フィルター交換タイプ
という仕様になります。
STAGE4はサーキットスペックと考えている為触媒レス仕様にて計測しました。
冬にはTCF1.0でも400馬力は余裕で超える事が出来ると思います。
EVENTURIのインテークキットやフロントパイプなどを変更すると更によくなると思います。
FK8 本当に素晴らしい車両ですしエンジンやタービンも凄いですね!!
STAGE4は価格など非公表とさせて頂きます。
発売開始しましたらご報告させて頂きます。