GRヤリス STAGE1.5来店施工 メモ更新

こんにちは

 

題名の通りGRヤリス STAGE1.5来店施工にて施工頂きましたので御紹介致します。

 

 

こちらのオーナー様ですがマフラー交換のみの車両でした。

スロコンやサブコンなどは一切ついていない状況です!!

 

まずノーマルデータでのこの車のノック補正学習値を確認するとなんとノーマルにもかかわらず12.0という数値でした!!

先日同じくマフラー交換のみの車両はアイドリング状態で24.0という数値でした。

 

今回施工のオーナー様にお聞きすると自宅近くの個人店のスタンドにてハイオクを給油しているという事でした。

この時は入れているハイオクガソリンの質が少し悪いと思っています。

 

STAGE1.5を施工しエンジン再始動して確認すると12.0のままです。

アイドリング学習を10分行いました。

数値は変わらず12.0です。

そこから走行してみようと思い無料高速に乗りGTSにてノック補正学習値を確認してもらいながら走行

一向に12.0です。

この時25km程乗りました。

ですが12.0のままです。

 

ここで全開してみると点火時期も想定より低くブーストも設定ブースト通り全く掛かりません。

1.0kしか掛からなかったりします。

全開時のノック補正学習値も12-13という数値でした。

 

このままでは納車出来ません。

ノーマルよりは良くなっていますがSTAGE1.5の実力はこんなものではありません。

 

ですのでGTS診断機を使用しフリーズフレームデータの消去ではなく作業サポートにある学習値リセットを行います。

そうするとアイドリング近辺のノック補正学習値は10.7になります。

これがベースの学習値のようです。

ここから高速道路を巡行50k程するとなんと先程は全く上がらなかったノック補正学習値が24.1まで回復

巡行中のトルク感も全然違います。

点火時期を見てみると12.0の時より進角している事も分かります。

 

この状態になってからブースト学習の為に何度か全開走行を行うとしっかりと設定ブーストかかります。

全開時のノック補正学習値も全開を繰り返すうちに23.6まで進みました。

 

入庫した状況のままの全開時とは加速は雲泥の差です。

 

ここで考えられるのはもし入れているガソリンが悪いのなら再学習後もノック補正学習値は低負荷も全開走行時も進まないのではないかと考えます。

 

この再学習を行いそれでも学習値が進まない場合はガソリンや仕様とデータの問題であると診断できるのではないかと考えます。

 

こちらのオーナ-様に車の使用状況を確認しますとほぼ街乗りのみで全開走行する事はほぼないという事でした。

 

もちろんガソリンの質という問題もあると思います。

それに加えてロングアイドルや低速走行が多い場合にエンジンルーム内の温度が異常に高い状況が多いシチュエーションでは吸気温度が異常に高くなり

そこで補正が多く入ってしまうのではないかと予想します。

実際に通勤で車を使うようになりノック補正学習値が大幅に下がったというオーナー様もおります。

 

スロコンやサブコンの取付履歴がなくマフラー交換のみのノーマルデータでもこのような状況になっている車両がいた事で恐らくこのような状況になっている車両は非常に多くいるのではないかと推測します。

 

この状態で通販でECU書換を行ったり日帰り施工を学習状況を確認せずに施工すると・・・・・ECUチューニングってこんなものか?っとなると思います。

 

またECUチューニング後になんだか最近パワーが無いなとお悩みの方も多く実際に施工済みや他社データ施工の方から相談を受ける事があります。

 

この学習値リセットを行い再学習を行うとばっちりになる車両も何台か他に確認しています。

 

今回の記事はこういう事例がありこんな事をしたら良くなりましたよっという情報の1つとして記事にさせて頂きました。

 

代理店での施工の際は各代理店様にてGTS診断機を準備頂いております。

 

お車の入庫時の状況 施工後の状況 必要ならリセット作業も可能です!!

 

特にスポーツ走行をされる方はGTS診断機の導入は非常におススメですよ!!

 

某オクで15000円程度で導入できる物も販売されています!!